Vol.12(14年7月)

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第12回は『映夏』(えいか)
水彩画の作品です。

2013年11月の私にとって4回目となる作品は
「小田原山 浄瑠璃寺」の本堂「九体阿弥陀堂」描いた
『西堂』を紹介しました。
今回の『映夏』も同じ写生地です。

紅葉の「浄瑠璃寺」は素敵ですが、夏の陽ざしの中、深緑につつまれて
ひっそりと池にすがたを映す「阿弥陀堂」も魅力があります。

浄瑠璃寺」がある当尾の里には、美しい三重塔の「岩船寺」もあります。
さらには木津川を挟んで北に、「海住山寺」や「蟹満寺」「神童寺」など、
古くからの伝統を伝える寺院が点在するこのあたりは、
平安時代貴族たちの憧れの地だったそうです。

時代を遡りこの辺りが「瓶原(みかのはら)」、
木津川が「泉河(いづみがわ)」と呼ばれた奈良時代
天平12年(740年)には、聖武天皇平城京から瓶原の地に遷都し、
恭仁京(くにきょう)・恭仁宮(くにのみや)」を開いています。
恭仁京」が都だった期間は3年強・・・
短命の都だっただけに、「幻の都」としてのロマンを感じさせます。

浄瑠璃寺」の創建は永承2年(1047年)ですから、
「幻の都・恭仁京」とは、300年の隔たりがあります。
しかし、木津川と周辺の丘陵の景観が、奈良時代には都を、
そして奈良時代から平安時代には仏教信仰の聖地をつくらせたのでしょう。

スケッチブックを友に、もう少しこの辺りを散策したいと思います。

 

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