Vol.22(15年5月)

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第22回は『緋縞』(ひじま)
日本画の作品です。

つばきを描いてみました。
「紅乙女(こうおとめ)」、「侘助(わびすけ)」、
「卜伴(ぼくはん)」、「加茂本阿弥(かもほんなみ)」、
「越の吹雪」、「獅子頭(ししがしら)」など
名前を見ただけでもつばきは古くから、
多くの人たちに愛された花だとわかります。

つばきはサザンカとともにカメリア(Camellia)属の常縁樹とのこと。
花が少ない季節につややかな濃縁の葉に囲まれて、
ひっそりと咲く花や力強く咲く花。
多くの品種が音を感じるような花の散り方にも魅かれます。

作品のつばきは、多分「岩根絞り(いわねしぼり)」だと思います。
花が散らないようにと祈りながら、急ぎ写生しました。
そしてできた作品の花には、
『緋縞海石榴(ひじまつばき)』と勝手に命名しました。

 

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