Vol.33(16年4月)

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第33回は『爛熳』(らんまん)
日本画の作品です。

さくらは日本画の題材としてよく描かれます。
描いてみたのは枝垂れ八重桜です。
さくらの枝にメジロを配してみました。
メジロの名前の由来は眼のまわりが白いので「目白」、
また、刺繍の縫い取りのようにも見えるので
「繍眼児」とも書くようです。

メジロに限らず小禽は動きが早くてモデルには不向きですが、
それがかえって絵心を誘います。
メジロの画では、榊原紫峰の「梅花群禽(足立美術館)」が有名です。
巣立ち前の雛たちが枝に寄り添って止まっているすがたは、
「目白押し」のことばの由来を教えてくれるような作品です。

つがいのメジロも仲が良いと聞いたことがあります。
枝垂れ八重桜に二羽のメジロ
春爛を作品にしてみました。

 

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