第38回は『臨海』(りんかい)
水彩画の作品です。
数年前になりますが、友人に誘われて
大阪湾をヨットで北上したことがありました。
和歌山県の和歌浦を朝、出帆したヨットは
加太と地ノ島の間を抜け
関空橋の下をくぐり
目的地の堺港に到着したのは、日が暮れてからでした。
長い時間の帆走の末に迎えてくれた
堺泉北港のコンビナートの明かりは素敵でした。
その時の工場群の印象と
大阪湾の夕景を思い
水彩画の色の重なりに期待して筆を走らせました。
多くの煙突から立ちのぼる水蒸気の表現に
ひと工夫をしてみました。
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