Vol.32(16年3月)

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第32回は『木蘭』(もくれん)
日本画の作品です。

日本画の巨匠の一人「橋本関雪(1883~1945)」が
審査委員をつとめた、第12回文展(文部省美術展覧会)の
出展作品に「木蘭(Mu Lan)」があります。
中国の伝承文芸の「木蘭詩」を題材とした大作です。

隋の時代、老病の父の身代わりに男装して軍隊に入る娘「木蘭」。
この作品は戦も終わり、帰郷する途中の川岸で
馬から降りて佇む時の娘にかえった表情が愛おしい、
私の大好きな日本画です。

「もくれん」は「木蘭」とも「木蓮」とも書きます。
昔は花がランに似ているところから「木蘭(もくらん)」と
呼ばれていたそうです。

春、天に伸びた枝に赤紫色に咲く「もくれん」の花を観ると
関雪の叙情あふれる作品を思い出します。

 

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