Vol.19(15年2月)
第19回は『星華』(ほしばな)
水彩画の作品です。
ブライトローズにバイオレットが混ざったような色の花びらを
たくさんつけた「デンドロビウム」の
リップの淡いクリーム色が星のように見えます。
絵の題材として「花」は、本当に魅了されます。
鮮やかな美しさ、つつましい美しさ、
芳しい香り、細やかな香り・・・
花に声がない代わりに、「花言葉」があるのでしょうか。
長い時間、咲いている花。
短時間に散るはかない花。
その美しさを残したくて、
描くときは時間との勝負です。
幸い「デンドロビウム」は
描く時間の余裕を与えてくれます。
声のない花と会話をしながら、
作品づくりを楽しみたいと思います。
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