2017-01-24 Vol.17(14年12月) 第17回は『初冬』(しょとう) 日本画の作品です。 長崎県佐世保港の外側から北へ25kmにわたり 島々が点在する海域が「九十九島」です。 「外洋性多島海景観」を特色とする「西海国立公園」の 一部であり、島の密度は日本一だそうです。 初冬の夕暮れ、西の海の景色は いろいろな思いを遠くへ運ぶような気持にさせてくれます。 さらにいろいろなカタチの島々が無数にあれば、 いつまでも見飽きません。 極東の島国、日本の人々にとって、 西の海は昔から、信仰や文明への憧れだったのでしょう。 海外への玄関口だった長崎の島々、 その見飽きない景色も暮れてゆきます。 *****